無益な交尾と産卵 アキアカネ
2018年 10月 26日
10月25日、朝鮮半島から張り出してきた高気圧に覆われ、絶好の洗濯日和。秋冬用の上着の洗濯を済ませ、所用で出かけた。移動途中、橋に指しかかると、アキアカネ(秋茜)の尾繋がりが川の上流方向へ飛んでいくのを見た。
河川敷に沢山いるアキアカネの産卵場所が何処だか気になっている。が、まだ確認できていない。そんな状態だが、本日も河川敷のアキアカネの尾繋がりを見たので、10月21日のアキアカネのことを思い出した。
10月21日、河川の側流だが、止水状態の時が多い場所でのこと。赤とんぼの交尾態がうろうろと静止場所を探していた。
その交尾態はコセンダングサ(小栴檀草)の葉の上に落ち着いた。観察できる位置だったのでファインダを覗いたらアキアカネだった。別の観察目的で行った場所だったが、時間の余裕もあった。また、河川敷のアキアカネの産卵場所も知りたかったので、アキアカネの交尾後の行動を確認すべく交尾を眺めることにした。
彼のアキアカネはコセンダングサの葉の上での静止交尾していたが、ヒトが気になったのか、別のコセンダングサの茎の上部に移動し交尾を続けた。
別のコセンダングサの茎の上部は風に揺れていたが交尾は続いた。その後、尾繋がりに戻り、産卵場所を求め、飛んだ。そして、手近な止水状の側流で産卵を始めた。
場所によっては追尾が出来ないが、果たして、どうなるのかと思い交尾を眺めていた訳だが、ちょっと拍子抜けだった。
止水状の側流はプールみたいなもので、稲刈り後の田圃の水溜りとは状態が違う。へー、こんな場所でも産卵するのかと思い、記録撮影でもと思ったら、私の方へ飛んできて、岸のコンクリブロックで産卵を始めた。
岸のコンクリブロックは前夜の雨水が溜まっていたので、深い止水よりも、浅いコンクリブロックの水溜りの方が産卵に適していると本能的に判断したのだろう。
浅い水溜りはその数枚のコンクリブロックだけだった。ヒトが直ぐ傍にいても、アキアカネの連結は、ひたすらに、くまなく産卵した。
数時間後には乾いてしまうだろうコンクリブロック、蜻蛉の感覚ではそのことは判らなかったのだろう。このアキアカネは無益な交尾と産卵をしたことになる。残り少ない蜻蛉余生で、精子と卵と体力を無駄に消耗しただけになってしまった。
一方、河川敷のアキアカネの産卵場所が気になっていた私だが、この日の観察の成果はなかった。河川敷のアキアカネの産卵場所の一箇所でも分かればと思い期待していたのだが、産卵場所は謎のまま不明となった。
と、本日(10月25日)、アキアカネの尾繋がりが川の上流方向へ飛んでいくのを見て、そんなことがあったと思い出した。
時間に余裕があり、さらに体力に余力のあるときに河川敷のアキアカネの尾繋がりを追いかけてみたいものである。
田圃に産卵するアキアカネは尾繋がりを追いかけなくともよいので、時間の余裕だけあれば観察できる。一方、河川敷のアキアカネの産卵場所を突き止めるのは、時間の余裕と体力・脚力が伴わないと無理。果たして、どうなることやら。
河川敷に沢山いるアキアカネの産卵場所が何処だか気になっている。が、まだ確認できていない。そんな状態だが、本日も河川敷のアキアカネの尾繋がりを見たので、10月21日のアキアカネのことを思い出した。
10月21日、河川の側流だが、止水状態の時が多い場所でのこと。赤とんぼの交尾態がうろうろと静止場所を探していた。
その交尾態はコセンダングサ(小栴檀草)の葉の上に落ち着いた。観察できる位置だったのでファインダを覗いたらアキアカネだった。別の観察目的で行った場所だったが、時間の余裕もあった。また、河川敷のアキアカネの産卵場所も知りたかったので、アキアカネの交尾後の行動を確認すべく交尾を眺めることにした。
画像 1 アキアカネ コセンダングサで静止の交尾
彼のアキアカネはコセンダングサの葉の上での静止交尾していたが、ヒトが気になったのか、別のコセンダングサの茎の上部に移動し交尾を続けた。
別のコセンダングサの茎の上部は風に揺れていたが交尾は続いた。その後、尾繋がりに戻り、産卵場所を求め、飛んだ。そして、手近な止水状の側流で産卵を始めた。
場所によっては追尾が出来ないが、果たして、どうなるのかと思い交尾を眺めていた訳だが、ちょっと拍子抜けだった。
止水状の側流はプールみたいなもので、稲刈り後の田圃の水溜りとは状態が違う。へー、こんな場所でも産卵するのかと思い、記録撮影でもと思ったら、私の方へ飛んできて、岸のコンクリブロックで産卵を始めた。
岸のコンクリブロックは前夜の雨水が溜まっていたので、深い止水よりも、浅いコンクリブロックの水溜りの方が産卵に適していると本能的に判断したのだろう。
画像 2 アキアカネ 連結で無駄な産卵
浅い水溜りはその数枚のコンクリブロックだけだった。ヒトが直ぐ傍にいても、アキアカネの連結は、ひたすらに、くまなく産卵した。
数時間後には乾いてしまうだろうコンクリブロック、蜻蛉の感覚ではそのことは判らなかったのだろう。このアキアカネは無益な交尾と産卵をしたことになる。残り少ない蜻蛉余生で、精子と卵と体力を無駄に消耗しただけになってしまった。
一方、河川敷のアキアカネの産卵場所が気になっていた私だが、この日の観察の成果はなかった。河川敷のアキアカネの産卵場所の一箇所でも分かればと思い期待していたのだが、産卵場所は謎のまま不明となった。
と、本日(10月25日)、アキアカネの尾繋がりが川の上流方向へ飛んでいくのを見て、そんなことがあったと思い出した。
時間に余裕があり、さらに体力に余力のあるときに河川敷のアキアカネの尾繋がりを追いかけてみたいものである。
田圃に産卵するアキアカネは尾繋がりを追いかけなくともよいので、時間の余裕だけあれば観察できる。一方、河川敷のアキアカネの産卵場所を突き止めるのは、時間の余裕と体力・脚力が伴わないと無理。果たして、どうなることやら。
by ympc2014
| 2018-10-26 00:00
| 繁殖活動