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蜘蛛の罠 運が良かったダビドサナエのメス

 2019年の4月は気温の低い日が多かった。そのせいかこの日の観察もダビドサナエ(だびど早苗)の羽化不全個体や羽化失敗個体が眼についた。
 それらのことは機会があれば書くことにして、とりあえず、運の良かったダビドサナエのメスのこと。

 その観察地での予定と、予定外の観察を終えて移動しようと思ったら不思議な光景に出くわした。それは蜻蛉が宙に浮いている光景だった。それなりに広い空間の草原に蜻蛉が宙に浮いているのであった。

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画像 1 不思議な光景 蜻蛉が宙に浮いていた  


 それなりに広い空間の草原の上なので不審に思った。が、結局は蜘蛛の糸に掛かって風に吹かれれば揺れているだけだった。
 蜘蛛の糸と気付くまでの短時間は真に不思議な光景だった。糸だけのトラップ(蜘蛛の罠)を仕掛ける蜘蛛の正体は不明だが、同様なものは幅の狭い水流の上に時々見かけることがある。

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画像 2 すっかり成熟したメス 2019年5月29日  


 糸だけのトラップに掛かっていたダビドサナエのメスは運良くヒトに助けてもらうことができた。助ける前に近接カメラの準備をしておけば、手乗り蜻蛉の画像が記録できたのだが、それはうっかりしてしまった。

 いずれにしても若いメスで、複眼と縁紋の色も薄く、体色も黄色だった。4月21日のことだった。5月29日に、ちょうど同じ観察地ですっかり成熟したメスを観たので画像を貼っておく(画像 2 )。

 それはダビドサナエのメスがニホンカワトンボ(日本川蜻蛉)のメスがにらめっこをしている光景だった。画像ではニホンカワトンボのメスは写っていない。機会があればダビドサナエとニホンカワトンボのにらめっこのことも記録しておきたいと思っている。

 5月の末の、すっかり成熟というよりも、すっかり老熟したといったほうがよいメスが、この観察地でのダビドサナエの見納めとなった。

 付記 トンボ(蜻蛉)のことではないが、この Excite Blog のマイページにログインするのが困難になってきた。記事を書きたくともログイン出来ないことには始まらない。
 時間が有り余って記事を書いている訳ではないので、時間が空いて書きたい時ログインできないとそのままになってしまう。
 本日は「シオカラ小僧のご馳走」という記事を書こうと思ってやっとの思いでログインした。そしたら、書きかけのこの記事が目に付いたので公開することにした。6月に書き始めた記事だが、何が足らなくて下書きフォルダに入っていたのかは不明で謎である。
 ログインできない謎が解明・解決すれば Excite Blog へのストレスは減るだろう。









by ympc2014 | 2019-09-10 18:00 | 蜻蛉の日々

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